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「ハードウェアとソフトウェア」

パソコンを構成しているものは、ハードウェアとソフトウェアの二つです。パソコンを理解する上で重要な要素となるので、まずはハードウェアとソフトウェアの違いについてご説明していきたいと思います。

■ハードウェア(Hardware)

まず始めに「ハードウェア」についてご説明していきたいと思います。パソコン用語では、省略して「ハード」と呼ばれる場合もあります。ハードウェアと聞いて、どのようなイメージを思い浮かべますか?ハードウェアとは、英語では「Hardware」と書くのですが、直訳すると「硬い、難しい、金属の〜」などの意味になります。パソコン用語では、パソコン本体・ディスプレイ・マウス・キーボードといった機器類を指します。ここでは「硬い」という意味で考えると、パソコン本体・ディスプレイ・マウス・キーボードなどは私たちが手で実際に触れるものですよね。それが、ハードウェアです。パソコンを操作するためにに必要な周辺の機器類を総称してハードウェアと呼んでいます。

■ソフトウェア(Software)

では次に「ソフトウェア」についてご説明します。パソコン用語では、省略して「ソフト」と呼ばれる場合もあります。ソフトウェアは、一般的にプログラムと呼ばれるものです。コンピュータに行わせる仕事の手順を、コンピュータが理解できる言葉で表現し私たちがマウスやキーボードを使って操作(命令)することによって、それを実行する行動を指します。ソフトウェアの代表的なものに、OSやアプリケーションがありますが、この説明では難しく感じますね。ソフトウェアの考え方としては、触れることの出来るものがハードウェアであるなら、触れることの出来ないものがソフトウェアと言えるでしょう。
身近なものに例えて説明しますと、テレビ番組の録画やレンタルビデオを見るときに必要なビデオデッキ。(今はDVDプレーヤーかな?)この場合ビデオデッキとビデオテープが必要ですが、ハード・ソフトで考えるとビデオデッキは触れることのできるものなのでハードウェア。そして、ビデオテープに映っている映像や音声、この映像や音声がソフトウェアとなります。映像や音楽は観る・聞くことはできますが、触れることはできませんよね。実際に触れることのできないものを、ソフトウェアとして考えると区別がつくのではないでしょうか?ちなみにビデオテープは、触れることができるのでハードウェアですよ。結構、ビデオテープをソフトウェアと誤解する人がいらっしゃいますので、ここではっきり区別しておきましょう。このように考えてみると、パソコンでいうソフトウェアとはディスプレイに映し出すものや、 プログラムという設計図のようなものと言えます。

■ソフトウェアの誕生

ここではせっかくなので、ソフトウェアの誕生について少しご紹介したいと思います。パソコンの誕生については、「パソコンの誕生」を参照してください。
現在のパソコンはどれも高性能で、次々と新しいパソコンが登場しますが基本的は仕組みは誕生以来ほとんど変わっていません。現在のパソコンのほぼすべてが「ノイマン型コンピューター」という方式に基づいて設計されています。アメリカの数学者ジョン・フォン・ノイマンが考案した方式で、パソコンはもちろんのこと、大型コンピューターから電子手帳まであらゆるコンピューターがこの方式を採用しています。ノイマン型の特徴は、「処理の手順を書き換え可能なメモリに格納するプログラム内臓方式」「手順をメモリからひとつずつ取り出しながら実行する制御方式」「あらゆる情報をスイッチのオン・オフで表す2進数の採用」が揚げられます。
ノイマン型が普及したのは、プログラムを書き換え可能なメモリに置くことでハードウェアに手を加えることなくさまざまな処理を実行することができるからです。1940年代の最初期のコンピューターは、処理させる内容を変更するたびに配線を組み替えなければならないもので、プログラムもハードウェアの一部だったのです。しかしノイマン型では、プログラムをハードウェアから切り離すことで、ハードウェアに物理的な手を加えなくてもさまざまな処理ができる仕組みを考案したのです。最初のコンピューターはハードウェアだけでしたが、ノイマンによってハードウェアとソフトウェアという2つの要素で構成される今のパソコンの形態が誕生したのです。

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最終更新日:2017/2/6