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「パソコンの構成システム、五大装置」

ここからは、少しパソコン内部の構造についてご説明させていただきます。パソコンは、「入力装置」「出力装置」「制御装置」「演算装置」「記憶装置」の5つで構成されています。場合によっては、「制御装置」と「演算装置」をあわせて「中央処理装置(CPU)」として、4つに分類されるときもあります。また、「記憶装置」を「主記憶装置(メモリ)」「補助記憶装置(ハードディスクなど)」に分類し、「入力装置」「出力装置」そして「補助記憶装置」の3つをあわせて、「周辺装置(周辺機器)」と呼ぶこともあります。このいろいろな装置が組み合わさって、パソコンは動いていると考えてください。それぞれの装置について、ご説明していきます。

■入力装置

入力装置の主な役割は、キーボードやマウス・タブレットやペン・スキャナ・マイクなど対応機器を使ってパソコンにデータや指令などを送り込むことです。これらすべてを入力装置と呼びます。人間で例えるならば、目や耳、皮膚といったところが入力装置にあたります。私たちとパソコンが意思疎通を図るところなので、キーボードやマウスといった基本的な使い方を極めると、パソコンを使いこなすことができます。障害のある方だとキーボードが使用しにくいときもあるでしょうから、点字ディスプレイを利用して入力したりなど、それぞれにあった方法で「コンピュータ」にデータを「入力したり・指示を与える」ことができます。また、点字ディスプレイなど場合によっては表示機能もあるので「入出力装置」ということにもなります。

■出力装置

出力装置の主な役割は、パソコン内部の状況をディスプレイに表示したり、プリンタを使って紙に印刷して表示させる装置を出力装置と呼びます。 人間で例えるならば、手や足、表情などがこれにあたるのではないでしょうか。ボディランゲージって、手や足を使って今の気持ちなどを表現しますよね。それがパソコンでいう出力装置のなのです。パソコンが今どのようなファイルを開いていてどのような処理をしているのか、その状態を人がディスプレイを見て確認することができるので分かりやすいと思います。プリンタはディスプレイほどの重要性はないですが、データを印刷して紙に保存することができるので出力装置となります。

■記憶装置

記憶装置は、「主記憶装置」と「補助記憶装置」に分類されます。基本的には、その名の通りどちらも記憶する装置です。しかし、それぞれ記憶する意味が違うためご説明していきたいと思います。

・主記憶装置(内部記憶装置)

主記憶装置の主な役割は、パソコンが動作するときにデータやプログラムをRAM/ROMのメモリなどに置いておくことです。人間で例えるならば、CPUとメモリが人間の脳にあたります。CPUが人間で、メモリが作業台でディスクが本棚と思ってください。俗に言う「メモリ」と呼ばれているもので、CPUとの連携を図り、重要な働きをします。

・補助記憶装置(外部記憶装置)

補助記憶装置の主な役割は、フロッピーディスク(FD)やCD・DVD-ROM、ハードディスク(HD)ほか、各種ディスク装置を使ってデータをファイル形式で記憶することです。補助記憶装置は、ひとつひとつのファイルが「紙の文書」で、ディスク装置はそれを集めた大きな本棚になります。俗に言う「ディスク」と呼ばれているもので、このほかにもいろいろな種類があります。パソコンのデータを持ち運ぶために保存したり、データのバックアップを取るために保存したりなど、データを管理するためにはとても便利な装置となります。

■処理装置

処理装置は、CPUとそれを補助する複数の回路で構成されています。主な役割は、データを実際に処理する最重要装置と言うことです。人間で例えるならば、CPUとメモリが人間の脳にあたります。つねにメモリと連携をとり、メモリからデータを呼び出してはCPUで処理し、それをメモリにもどすという作業を繰り返しています。これがパソコンの「処理」の実態です。もっと簡単にいうならば、ファイルを読み込んでそのデータを加工するときは、必要なデータやプログラムは全部メモリ上に読み込まれます。メモリに読み込まれてはじめてCPUはそれらを理解することができ、プログラムに命令された仕事をはじめるのです。CPUは自分で仕事を見つけて処理を行うのではなく、私たちが入力装置を使って命令したことを淡々とこなす役割を担っています。

■中央処理装置(CPU)

五大装置で分けると、ここは二つの装置に分かれます。四大装置で分けると、一つにまとめられてしまうのは、常に連携をとって、重要な役割をしているからです。パソコンの性能を左右する心臓部といえるでしょう。

・制御装置

制御装置は、コンピュータ構成してるほかの装置の制御をする装置です。具体的には、メモリ上にある命令を取り出して、制御装置に持ち込んで、それを解読しては、ほかの装置に命令をしています。

・演算装置

演算装置は、その名の通り計算機の部分です。実はコンピュータは、単純な「加算(足し算)」「減算(引き算)」「乗算(掛け算)」「除算(割り算)」などの比較判断しかできません。制御装置で読み取られた命令(プログラム)を処理し、そのプログラムを実行します。

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Last update:2024/4/25